20 March 2016

BEPS行動11について,渡辺智之教授が論文を公表していた

BEPSを巡るデータ上の諸問題」(2016.03)である。

行動11の報告書は「実態把握という最も基礎的な課題を扱った報告書として重要」なだけでなく,CbCレポート「によって求められているデータの問題と深い関連性がある」とする。そして,この角度から,行動11の報告書の要点をまとめたうえで,報告書の意義と問題点を論じている。

BEPSの数量的把握が依然として困難であることが,教授の抑制されたコメントから浮かび上がる。慎重な姿勢が印象的。

http://www.oecd.org/tax/beps.htm

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