最近の租税事件を含めて,そのおりおりに思ったことの断片をつづります。 Candid and biased, and hopefully stimulating, comments on recent tax developments in Japan (and other matters).
29 April 2020
新型コロナウイルス感染症等の影響に対応するための国税関係法律の臨時特例に関する法律案
I teach Tax Law at UTokyo.
28 April 2020
次回の駒場ゼミは,この1本
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なお,前回のはこれだった。お試しで,関連するリンクをScrapboxにまとめてみた。これまでぼくはscrapboxを使ったことがなかったのだが,白石教授が駒場で工夫されている授業用公開サイトに接して,ちょっと試してみたわけ。たしかにこれは,相互リンクの機能が便利そう。今後,scrapboxを使うのがいいかどうかについて,授業にオンライン参加されている皆さんの意見を聞きながら,このブログに情報をアップするやり方とか,slackのプライベートチャンネルに入ってもらうやり方とかとの優劣を,ゆっくり比較してみたい。
なお,前回のはこれだった。お試しで,関連するリンクをScrapboxにまとめてみた。これまでぼくはscrapboxを使ったことがなかったのだが,白石教授が駒場で工夫されている授業用公開サイトに接して,ちょっと試してみたわけ。たしかにこれは,相互リンクの機能が便利そう。今後,scrapboxを使うのがいいかどうかについて,授業にオンライン参加されている皆さんの意見を聞きながら,このブログに情報をアップするやり方とか,slackのプライベートチャンネルに入ってもらうやり方とかとの優劣を,ゆっくり比較してみたい。
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16 April 2020
tax multilateralismのゆくえ
4月14日付けで,
INSIGHT: OECD Digitalization Project—Tax Multilateralism in the Aftermath of the Pandemic
と題する記事が公表されていた。
この記事は,最近の3つのできごと
- 米国のCARES Act
- インド・インドネシアのequalization levyの拡張
- OECD Digitalization Projectへの延期の声
に触れて,税の分野における多国間主義(tax multilateralism)に逆風が吹いていること,しかしそれは依然としてパンデミック以後の変化した環境においてこそ追求すべきものであることを述べている。
たしかに,各国が巨額の財政出動を行えば,その財源をまかなうための課税が不可避になる。そのことが「外国につけを払わせる」自国第一主義的な措置の増殖を招くという見立ては,十分ありうるところ。これに抗する意味でも,今般のG20声明が,結びのところで
我々は、グローバルな課題、特に経済のデジタル化に伴う課税上の課題への対応や得られる機会の向上に関連する課題に引き続き取り組みつつ、下方リスクから守り、迅速な回復を確保し、強固で持続性があり均衡のとれた包摂的な成長を実現するため、全ての利用可能な政策手段を用いるとの我々のコミットメントを再確認する。と述べていることには,意義を見いだしたい。
I teach Tax Law at UTokyo.
04 April 2020
最後の1マイル
オンライン授業の準備をしていると,最後の1マイル問題(the last mile problem)がネックになりうることを痛感。じっさい,かなりのオンライン環境がある方の自宅端末との間で試行接続してみたら,その端末のマイクが機能せず,両方で画面は見えているのに話ができない,やむなくチャットで交信,という状況が30分近く続いた。そういう方の場合でもこうなのだから,まして,回線などの設備が不十分かもしれない多数の方々との間のオンライン授業だと,まず接続を確立するまでにいろいろなことがありそう。なので,私の勤務校でも,接続試行とアンケートを呼びかけている。
外国の大学の助言集によると,端末への接続は有線LANを使ったほうがよいらしいので,まずはそうすることに決めた。受講者の状況に応じて,もし同時動画配信だとうまくいかない方がいらっしゃる場合には,通信負荷の小さいやり方に柔軟に切り替えることを考えていきたい。それにしても,デジタル・デバイドという言葉が,これほど身近に感じられることになるとは。
教材の共有方法が考えどころ。紙の教科書は学生さんに確実に手にしてほしいのだが,宅配サービスが需要急増で混み始めていたりする。要請を受けて著作権法の対応も急がれる。
外国の大学の助言集によると,端末への接続は有線LANを使ったほうがよいらしいので,まずはそうすることに決めた。受講者の状況に応じて,もし同時動画配信だとうまくいかない方がいらっしゃる場合には,通信負荷の小さいやり方に柔軟に切り替えることを考えていきたい。それにしても,デジタル・デバイドという言葉が,これほど身近に感じられることになるとは。
教材の共有方法が考えどころ。紙の教科書は学生さんに確実に手にしてほしいのだが,宅配サービスが需要急増で混み始めていたりする。要請を受けて著作権法の対応も急がれる。
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