*G20 議長総括及び成果文書(仮訳)第 1 回 G20 財務大臣・中央銀行総裁会議(2023 年 2 月 24-25 日 於:インド・ベンガルール)
が出ていた。やや遅くなったが、国際課税に関するパラ14を引用しておく(改行、テクスト色、ボールド体、リンクは引用者による)。
以下引用*******
14. 我々は、21 世紀の目的にかなった、グローバルで公正、持続可能かつ現代的な国際課税システムのための協力を継続していく。我々は、OECD/G20 の 2 本の柱の国際課税パッケージの迅速な実施に対して引き続きコミットしている。
我々は、OECD/G20「BEPS 包摂的枠組み」(「包摂的枠組み」)に対して、2023 年前半に多国間条約を署名できるよう、残された課題を含む第一の柱を最終化するよう求める。我々は、共通アプローチとしての GloBE ルールの実施を促進する GloBE 実施枠組みの公表を歓迎する。我々は、各国が GloBE ルールの実施のために講じた措置を歓迎し、包摂的枠組みに対し、多国間協定の策定を通じたものを含めた、第 2 の柱の租税条約上の最低課税ルール(STTR)の実施を可能とするための STTR の交渉を最終化することを求める。我々は、2 本の柱の国際課税パッケージを効果的に実施するための能力構築に向けた協調した取組の必要性を認識する。我々は、2022 年の「途上国と国際租税に係る G20/OECD ロードマップ」に関するアップデートの報告を受けることに期待する。
我々は、税の透明性と情報交換に関するグローバル・フォーラム(「グローバル・フォーラム」)に対し、「共通報告基準(CRS)」に基づく自動的情報交換(AEOI)の枠組みの導入を途上国に奨励する取組を含む、グローバル・フォーラムの「途上国の自動的情報交換の可能性を引き出すための 2021 年戦略」におけるロードマップの実施について、G20 にアップデートすることを求める。
また、我々は、OECD に対して、暗号資産等報告枠組及び CRS の改訂に係る実施パッケージに関する作業を完了することを求める。
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