05 November 2015

Uberのtax planningが,記事になっていた

2015年10月22日付けFortuneの記事How Uber plays the tax shell gameである。たとえば,ローマでUberを利用して車に乗り,100を支払う。そのうち80はドライバーに,20はオランダのBVに。20のうちコストが10だとすると,コストを差し引いた残りの10がフルに課税されるかというと,そうではない。BVは0.2だけととって,残りの9.8をオランダのUber International C.V.にロイヤルティーとして支払う。CV (commanditaire vennootschap) はオランダ法上のパートナーシップに相当するが,バミューダにheadquarterを置いている。そして,バミューダは課税しないし,オランダも課税しない。なお,Uber International C.V.は米Uberの子会社だが,米国の租税法上,外国法人として扱われ,米国の課税からもシールドされるという。このからくりを,この記事はB.V.-C.V.とか,Double Dutchとかと呼んでいる。ビデオ説明もある。Hat tip: @masayoshimu

ドライバーに支払った80は,ドライバーが所得として申告するだろうか?この点についても,プランニングの余地が指摘されている

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