遅まきながら,日本語訳を読む。ここ10年くらいで,仕事のやり方や,人とのつきあいが,急激に変わってきたと感じていた。どうしてそうなったのかが,ふんふんとわかるような気がする。AIとの共存なんかについても,考えをすすめる手掛かりがいろいろある。この本が多くの読者を獲得していることは,人間が過去よりも未来を語りたい性向をもつ,ということを裏付ける。
自分の職業にひきつけると,法を担う人材に要求される資質や,政府部門のあり方が,今後さらに変化することは確実。もっと近くいまの問題関心にひきつけると,こういう変化の中で,生涯にわたった包摂的な教育機会の提供が課題になると思う。