IFA香港支部主催のセミナー「Future Types of Information Exchanges & Tax Co-operation: What Lies Beyond the Horizon?」が、いま終わった。15年前にはここまでの情報交換は考えられなかった、という導入からはじまって、次の10の問いについてパネルがなごやかに語った。
- 短い歴史
- 濫用的タックスプランニングの義務的開示
- ギグエコノミー
- 暗号資産
- EUとOECDの関係、アジアにおける含意
- FATFのAML
- 他の展開可能性→CRSの不動産情報への拡大、MDRに関係して国籍や居住地の取得情報、クレジットカード情報
- プライバシーの懸念→2015年IFA Basel大会の12提案、EUのGDPR、シンガポールでFATCAを争う例
- 各国の対応
- BRITACOMの動き
大変多くの情報を60分でわかりやすく整理し、次の展開可能性に触れていて、理想的なセッション運営だったと思う。
パネルのメンバーは
Michael Olesnicky, Baker & McKenzie, Hong Kong
Masato Ohno, Meiji University, Japan
Saeon Han, Korea National Tax Service, Korea
KR Sekar, Deloitte, India (やむを得ず当日は欠席)
Anu Anand, Inland Revenue, New Zealand
Barbara Voskamp, Loyens & Loeff, Singapore
で、お互いの発言をよく聴きあっていたのが印象的だった。