- 租税回避対策の指令は次の6項目に係る条文を含む。
- 利子費用控除
- 出国税
- 国外所得免除から外国税額控除へのswitch-over clause
- GAAR
- CFCルール
- ハイブリッド・ミスマッチ対策
- 租税条約の勧告は大変短く,BEPS行動6のPPTや行動7のPE認定を取り込むもの。
- 行政共助指令の改正は,国別報告書の自動的情報交換に関する新条文を挿入。
- 域外戦略に関するコミュニケーションは,EU域外諸国の税制をgood governance criteriaによって審査。イメージとしては,域内各国についてここでやっているようなもの。
- スタッフのワーキング文書もある。
最近の租税事件を含めて,そのおりおりに思ったことの断片をつづります。 Candid and biased, and hopefully stimulating, comments on recent tax developments in Japan (and other matters).
30 January 2016
欧州委員会の租税回避対策パッケージ
2016年1月28日,欧州委員会がAnti Tax Avoidance Packageを出した。ブリュッセル官僚のイチオシは依然としてCCCTBであるが,まずはG20/OECDのBEPS2015年成果物を受けてEUでなすべきと考えることをパッケージとして示した。概要はここからみることができ,全体を概観できる文書がこれ。
I teach Tax Law at UTokyo.
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