21 January 2013

ひとはいかに自らを欺くか

標準的なモデルは,不正から得られる金額と摘発される確率が,ひとが不正行為を行なうか否かに影響するとみる。これに対し,この人気ある行動経済学者は,各種実験によりこのモデルをくつがえす。

不正を促す要因として,
  • 不正行為を正当化する能力
  • 利益相反状況(これは不正から得られる金額にカウントできるかもしれないが)
  • 創造性
  • 消耗(「朝からずーっと食べるのをガマンしてきたけれど深夜に一口ポテトチップスを食べたらもう止まらなくなった」というような状況)
  • 自分の不正が他人の利益になること
  • 他人の不正を目撃すること
などをあげる。また,不正を減らす要因として,道徳心を呼び起こすことがかなり効果的であり,試験の直前に誓約することなどをあげる。

確定申告をごまかす例も出てくるし,広く法規範に深く関係する。それだけに,すでに反響があちこちにでている。これこれこれなど。













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