13 May 2014

Shaviro, Fixing U.S. International Taxationの書評が、出ていた

Shaviroのこの本に対する真剣な書評が、Tax Notes International, May 12, 2014に出ていた。評者はMartin Sullivan。簡潔で、一読の価値あり。

  • Shaviroの主張を要領よくまとめている(選択のマージンが複数あることや、外国子会社所得の課税繰延が問題であることなど)
  • 対立する見解と対比している(Shaviroが外国税額控除をやめて外国税損金算入にすべきであるするのに対し、Avi-Yonahなどが租税条約に違反すると批判)
  • 2013年11月のBaucus上院財政委員長の選択肢Zは、課税繰延をなくしたうえで能動的国外所得を4割だけ所得免除するところ、これがShaviro提案の要請するところを満たしており、かつ、租税条約に反しない、とすること。
現実世界で改革が進まない中、米国の識者が出口を求めている様子が伝わってくる。Shaviro自身のコメントは、ここ。また、会社の居住地や、移行措置としての一括税などに関する紹介は、ここ