31 October 2015

英国がBEPS行動4と5につき,実施のためのコンサルテーションをはじめていた

2015年10月22日に,英国財務省(HM Treasury)が次の文書を公表し,コメントをつのっていた。すなわち,
である。2015年10月5日にリリースされたBEPS最終報告書をうけて,その枠組みにそくして論点を提示している。

論点として提示されている質問の多くは「ヨコのものをそのままヨコにした」ような印象を受ける。とはいえ,こうしてすぐさま対応をとれるところが,英語が公用語であって,国の内外がシームレスにつながっている国の強み。しかも,翻訳作業なしに「実施に向けて動いていますよ」ということを,他の国々に対して対外発信できるのは,本当に有利なことだ。

日本におけるBEPS最終報告書の説明としては,税制調査会のサイトに,この財務省説明資料がアップされている。これはもちろん日本語による。