新しい論評は検索するとすでにたくさんでているが、すでに2月の段階でこの記事が関税・VAT・域内源泉徴収、国家補助金など、多くの論点にインパクトがあることを予想していた。
米国のブログでも論評がでている。たとえば下記の4つめのブログで、Shaviro教授は欧州司法裁判所がCFCルールに制限を加えたため英国は自分がタックスヘイブン化することを選んだが、これでEUのしばりがなくなるところ、英国はすでに決めたことをやり直すことはないだろう、といっている。もちろんこれから具体的にどうなるかは未定で、不安定な状態が続くわけであるが。
Saturday, June 25, 2016
The Tax Consequences Of Brexit
- Bloomberg, Brexit Risks Losing Corporate Tax Break Worth Billions in U.K., by Lynnley Browning
- Forbes, Weighing The Corporate Tax Implications Of A 'Brexit', by Joe Harpaz
- International Tax Review, Bexit: Tax Implications for Business, by Caroline Byrne
- Start Making Sense, Brexit and Tax Policy, by Dan Shaviro (NYU)
- WSJ Law Blog, Legal Implications of Brexit Are Vast and Uncertain, by Jacob Gershman
IBFDの下記paper(28 June 2016)によると、域内統一の進んでいた関税とVATで最大のインパクトがあるといっている。また、Cadbury SchweppesやMarks & Spencerなど、ECJの有名判決が英国由来の事件であり、英国国内法が条約に適合しないとされていたことも、離脱によって状況が変わることになる。もちろん親子会社指令などの指令も適用されなくなる。
ReplyDeleteIBFD, Brexit referendum: tax implications of leave vote
http://www.ibfd.org/sites/ibfd.org/files/content/pdf/Brexit%20white%20paper.pdf